メッセージ
歯科治療に不安をもつ皆様のために、このホームページをつくりました。
- 歯の健康を維持する方法は?
- 虫歯、歯周病になってしまったけど、どうしたらいいか?
- 不幸にも、かぶせたり、義歯をいれなくてはならないが、どうすればいいのか?
- 医療費はどのくらいかかるのか?
- 治療がおわった後の注意点はなにか?
患者さん個別の対応を目的としたホームページです。
歯の健康を維持する3つの方法
- 上手なブラッシングにより口の中を清潔にすること
- 間食をしない規則正しい食生活
- 歯ぎしり、くいしばりを誘発するようなストレスをさける。
衛生的で、歯に過剰な力が、加わらないような環境にすることが大事です。
歯の病気に関する単純なお話し
虫歯は、ストレプトコッカスミュータンスという細菌を主体とした、感染症のひとつです。歯周病も、さまざまな細菌の複合的な感染症です。ただ、その菌群は、だれでも口の中に常在するため、発病のきっかけは、単一感染による食中毒のように単純なことではありません。病原となる菌が、増えてしまう環境があるということ。抵抗する体の状況が、攻撃する菌群より弱ってること。この二つが、発症のきっかけになります。
菌が、増えてしまう環境とは、口の中が不潔だということで、細菌の餌になる蔗糖を含むような甘いものを、日常的に食べ、歯も磨かなければ、当然ながら虫歯、歯周病になってしまいます。
抵抗する体の状況、これは、風邪でも健康的な生活をおくっている人は、かかりにくく、治るのもはやいということを示します。糖尿病の人の歯周病を治すためには、糖尿病を治すことが大事であり、ヘビースモーカーは、血行不良をおこし、免疫機能を衰えさせるためにリスクが高い。また、歯軋りや食いしばり、咬合の不調和などの、歯に加わる力の不安定な状態が持続的に続く口腔内環境の存在。こういったことが体の状況という意味です。ただ、歯周病のリスク因子には、年齢という避けることのできない因子(もちろん健康な高齢者もいます。いわゆる統計的な意味)があるため、年だからといったアキラメをもつ人がいます。しかし前述したように、歯周病も感染症の一つということを忘れなければ、予防も治癒も可能となるわけです。
以上をふまえて、口の中の健康を考えてみてください。きっと答えがでてくるはずです。